不登校 前編
今朝私は、まだ中学生なのに
歩道で堂々とタバコを吸ってた子と
ばったり再会したんです
「あれ~、あなた遠藤くんねっ」
あっ!この前の婦警さんっ?
「そうよっ、
普段着だからわからなかったでしょっ
・・で、学校はどうしたのかしら?
一応、制服は着ている様だけど・・
あ、あのぉ~、ごめんなさいっ
あの時、叱られて、次の日には
入学式以来、はじめて学校に登校したんだけど・・
あの~、え~っと、実話・・
小学校の時にしょっちゅう、僕の事を虐めてた
やつらが、また同じクラスになってぇ
それで~、あの~、え~とっ
「ふ~ん、そうなの?
その、小学校時代にあなたを虐めてた子が
怖いんだ~、弱虫ねっ!」
「だってぇ~、」
だってじゃないでしょう~?
あの時、お尻をペンペンされながら、お約束を
したでしょっ、ちゃんと学校に行くってっ
また、ミニパトの後ろに乗せるわよ、さっ
これから、私が学校まで送ってあげるから
一緒に行きましょう!それから・・
パパやママは知ってるの?
毎日、あなたが、学校に行ってない事・・
「ママはいないよっ、病気で入院してる・・
パパとおばあちゃんと今は3人で住んでる」
入学式以来学校に、登校が出来ない位
そうなの~、でも、そんなに怖んだ~
それで、どんな風に虐められるのかな?
私にも、遠藤君よりも少し学年が下の
娘がいてねっ、この前ネットにいじめの
書き込みをしてたから、うんと叱ったのよ
あなたも、もしかしたら、インターネットとかで
いろいろと悪口を書かれてるの?
そんなんじゃないよ!もっと嫌な事を
されてたんだ!小学校の時に・・ずっと
でも、あの日に婦警さんに叱られて
ちゃんと、次の日は学校に行ったよっ
約束は破ってないよ・・僕
あのね~、叱られた時だけ良い子に
なるのは、とても小さい子と同じじゃないのっ
だったら、毎日お尻をペンペンしようか~
それでも、良いの!嫌でしょう?
「それが良い・・」
ちょっと今、なんて言ったの?
はっきり言いなさい!
「また、叱られたい・・んです」
叱られたいなら、パパに叱って貰えばぁ
良いじゃないの~、それに・・
私はあなたのママじゃないんですからねっ
<そう、彼に言ったものの、私のスパンカーな
願望の部分は全く、違う事を考えていた・・
その時、彼は、今にも、泣きそうな顔をしながら・・>
婦警さんが良い!僕、何でも言う事、聞くから
また、子供みたいにお膝の上で怒られたい・・
「まったくぅ、しょうがない子ね~、それじゃぁ、今日は
特別よ!これから私の家にいらっしゃいっ
娘も学校だし、誰もいないから、ちょっとだけ
お説教をしてあげるからっ
明日からは、せめて午前中だけでも
学校で授業を受けてからでないと、叱っては
あげませんからねっ、もし、約束できるなら
あなたのママが病院を退院するまで、代わりに
叱ってあげるわっ。でもとっても怖いママよ。」
「はい、僕。約束します・・」
「じゃぁ、一度お家に帰って、着替えて来なさい
その格好で、うちのマンションに入ったら
おかしいでしょう?
ちょっと待ってなさい・・
今、住所を書いてあげるから、目立たない様に
あとで、いらっしゃいっ、良いわね。」
<彼に走り書きで住所を書いたメモを渡した>
続く
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