スパンキングホテル 第10話 願い
多美子の膝の上で受けるスパンキングは
お仕置き未経験のれい子にとっては
それは、とても辛いお仕置きとなった・・・
結局、あまりにも大きな泣き声えを上げ続けた
このサンプルビデオが実際に使われる事は
なかった・・
騒然、受付センターでお仕置きサンプルビデオを
見ていたカウンセラーの田村と川口がお仕置き
担当が入れ替わった事など知る筈もなかった・・・
聡子の母、川口幸子は田村に見せられたお仕置き
サンプルビデオに衝撃を受けたが、娘のこの施設
への入所に関して、決心が揺らぐ事はなかった。
入所の手続きを一通り済ませて、真っ直ぐ自宅へ
戻り、幸子は娘の聡子の帰宅を待ち構えていた・・
「ただいま~、お母さん!休みはどっか?
お出かけするんでしょっ!私・・
行って見たい所がたくさんあるんだけど・・」
聡子なりに、春休みの計画を立てていたらしく
楽しげに、どこから集めたのか?様々なテーマ
パークのチラシのようなものを私に差し出した
幸子は、目の前で嬉しそうな顔をしてはしゃいでる
娘に対して、躾けの為にこの春休み中のほとんど
施設へ入れる事を宣告しなければならなかった
(駄目っ・・今、このタイミングで言わなきゃ
この子の為なのよっ、私がしっかりしなくては)
<意を決し、娘に施設への入所を言い渡した>
「聡子・・今回の春休みはママとあなたの
為に、ある施設に入る事にしたの・・」
<聡子はきょとんとした顔をしながら>
「えっ?施設・・?温泉か?何か?の・・」
「ううん・・生活改善センターっていう場所で
いろいろと自分ではコントロールできない様な
事を、そこの施設で手助けをしてくれる所よ」
「別に、私は何処も悪くないよ~ママがどっか?
悪いの?そんな感じには見えないけど」
「そう、私も改善しなくてはね?でも・・
一番、改善して欲しいのはあなたなの」
(な、なんて説明すればいいかしら・・
あっ、そうだ!川口さんが教えてくれたんだわ)
川口さん、この度は当施設のご利用を決めて
下さいまして、誠にありがとうございました
手続き自体はとても簡単なのですが・・
これから、あなたが娘さんにお話をなさるに
あたって、注意してもらいたい事がいくつか
ありますので、良く聞いて下さいね
「はい・・」
娘さんには、施設の全容をお話する必要は
ありませんっ、しかしながら、まったく何も
言わないで、この施設に入れる訳にはいきません
「もちろんです」
娘さんのお名前は聡子さんでしたね?
私が今から言う事を一字一句間違わないように
彼女に伝えて下さい、そうすれば必ず娘さんは
この施設に入所する事を拒まないと思いますよ
いいですか?良く覚えて行って下さいよ~
「はっ、はい・・」
<その言葉通りに私は娘に伝えた>
聡子っ、あなた自身がこれから送るであろう
長い人生の中で、どうしても覚えて欲しい事が
あることにママ、気が付いたの・・もちろん
これは、あなただけの問題では無くてね、
家族みんなの問題でもあるのよ・・・・だから
今年の春休みの1週間だけで構わないから
私と本気で向き合ってくれないかしら?
「う、うん、ママがそこまで言うなら
私、その・・なんとかセンターに行っても
良いよ!その代わり、それが済んだら
私の好きな所へ連れてってくれる?」
「もちろんよっ、聡子!
なんて良い子なのっママ・・嬉しい。」
この時二人は、これからセンターで起こる
人格改造とも言える、厳しいお仕置きが
待っていたとは、想像する余地もなかった
それは、あのお仕置きサンプルビデオを
見た幸子でさえ驚愕するくらいの躾け法だった
今、幸子はひたすら娘の聡子に優しい気持ちが
戻る事を願っていた・・
スパンキングホテル11話へ続く
<小説はフィクションです>