膝の上の妖精たち 3話

2010-07-08

2人して中に隠れてるのね・・)

良い?今からおねえちゃんが3つ
数えるから、その間に出てらっしゃい!
出てきて、お姉ちゃんにごめんなさいと
オウムさんにも、ごめんなさいが言えたら
今日は堪忍してあげるわよ。
良い?今から、数えますよっ!

ひと~つ、ふたつ!
最後よ~、み~つ!

「・・・・・」

あれ?本当に中にいないのかしら~?)

今日子は、そっとクローゼットの扉を開け
中を覗き込んだ・・

「お、お姉ちゃん・・ごめんなちゃい」

先に謝ったのは、ともみだった・・

お姉ちゃんは3つ、数え終わるまでに
謝りなさいっって言ったのよっ!
二人とも今日はうんと
お尻ペンペンのお仕置きですからね!

「わぁ~ん、だって~、お姉ちゃんの顔が
こわかったんだもん~、もうちないから~」

今度は、弟の達也が泣きべそをかきながら
今日子に悲願をはじめた・・

だ~めっ!今日のおねえちゃんは
とっても怒ってるのよ~、
ひとりずつ、順番で

お仕置きですからね

普段今日子は大抵、叱る時には二人いっぺんに
お仕置きをする事がほとんどだったが
この時ばかりは、厳しいお仕置きが必要と感じ
ひとりずつ、じっくり折檻する事にした。

今回は厳しくお仕置きをしないとね!
それには、ひとりずつがいいわっ
どちらか一方にあまりにも厳しいお仕置きを
見せたらまた逃げ出すかも?しれないもんねっ

そう、言うと今日子はまず、達也を
抱き上げて、ともみをクローゼットの
中に残して、外から鍵を掛けたのだ
子供部屋のクローゼットは、弟達が
悪い子の時に、いつでも閉じ込められるように
外から、鍵が掛かるようにしてあったのだ。

ともみぃ、良い?達也のお仕置きが
終わるまで、あんたはこの中で
静かに、反省してるのよ
もし?この中でおしっこのお漏らしをしたら
お灸をお尻に据えますからね!わかった?

「いやぁ~、一人はいやぁ~、一緒に出る~」

ともみは、大泣きしながらクローゼットの
外へと出ようとした・・

「お姉ちゃんの言う事が聞けないの!」

<今日子は左手を大きく振り上げて見せた>

「やぁ~、ぶたないで~、待ってるから~」

<ともみは、慌ててその場で
しゃがみこみ、自分の頭を両手で隠した>

じゃぁ、大人しく達也のお仕置きが
終わるまで、ここで待ってられるわね~?

「うん、お姉ちゃん・・でも早くね・・」

そうね~、でも・・今日はう~んと
お尻をペンペンしてお仕置きをしなきゃ
いけないから、直ぐって訳にはいかないわね
それに、達也のあとは・・ともっ!あなたの
お尻ペンペンがあるんですからね~

さぁ、達也!お姉ちゃんと下のリビングへ
行きましょうね~、これから、達也の
お仕置きをソファーで始めますからね~

「ふんぎゃ~、いやぁ~、お尻はやぁ~」

達也は姉の今日子に横抱きにされながら
足をバタバタとさせて小さな抵抗をした

ほらぁ、あんばり暴れるんじゃぁ、
ないのっ!あんよを壁へぶつけたら
痛い、痛いでしょう?
大切な生き物で遊んだ罰はたっぷりと
お尻に教えてあげないといけないのっ
わかるでしょう?

「わかんな~いっ!ペンペン痛いから
 嫌ぁ~、もうしないから~!!」

いけません!今日は本当にお姉ちゃんは
怒ってるんですからね~
達也が良い子になるまで、お仕置きです!
どんなに、お尻が痛くっても
泣いても絶対に許しませんからね~
覚悟して、お尻を叩かれなさいっ。

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