15話 10の後悔
良子がゆう子のお仕置きが終わったのは夜11時過ぎだった・・・・泣き疲れて、眠った、ゆう子のお仕置きの痕が残ってるお尻を見ながら、ちょっと懲らしめ過ぎたかもしれない・・・と、少し後悔していた。良子はふと、ゆう子のお尻に10個目のお灸を吸えた時の事を、思い浮かべていた・・ほら、これで最後にしてあげるからお尻からお灸を落とすんじゃありませんよ!
駄目よ!あなたが二度とタバコが吸わない為のお仕置きなんだから、中途半端では終わらせないわでないとまた、いつ吸うかわからないでしょう!!「あぁ~本当に、本当に吸いませ~ん」「もう。痛いのはいやだょ~っわ~ん」
良子は、泣き叫ぶゆう子の口を、左の手のひらで押さえて、10回きっかりお尻を叩いて
最後のお灸を据えた・・・
そんなゆう子のお仕置きを思い出しながら冷えた、タオルを何度も交換してゆう子のお尻の手当てをしていた。だいぶ彼女のお尻の腫れが引いたのを確認していると・・・・
<良子の携帯がメールを着信していた>
明後日お願いしている件で、ひとつだけ了解して頂きたい事があってご連絡しました。私のお仕置きの時にどうしても彼が同席したいと申しております。よろしくご検討下さいませ。
木村 セリナ
「セリナさんが、それで構わないのなら わたしの方は問題ございません。予定とおりに、伺わせて頂きます。」
お仕置きの時に、母親や父親はもちろんの事旦那さまや時には彼氏が同席すると言った場面でのお仕置きも過去には、あった。両親や肉親は別として、どうして自分のパートナーが、お仕置きされている所を見たいのか、良子には理解できた。スパンカーの中には、自分自身がお仕置きする行為が、好きなのは言うまでもないが時には、他人が実際にお仕置きしてる所を目の前で見物するのは、DVDを見るよりも、はるかに楽しい光景で、良子自身もその趣向が強い方だった。仕事とはいえ、良子はセリナのお仕置きの日がとても、楽しみになっていった。そして・・心のどこかで、同席する彼がセリナをスパンキングしてくれたら、いいのにっと願ってもいた・・良子は、ゆう子がぐっすり寝込んだのを確認すると静かに、部屋から出て行った。続く