サンタさんのお仕置き(たもつさんへ)
『トナカイさんのおしっこ』
クリスマスの夜、たもつはサンタさんになって
世界中の良い子にお手製のプレゼントを配達する
夢を見ていた・・「う~ん?ルドルフ・・また
おしっこがしたくなったのぅ?しょうがないなぁ
あそこの森なら誰にも見られないから、そこで
すましちゃいなぁ!(ついでに僕も・・っと)
たもつがサンタクロースの赤と黒の衣装をまとい
小さいもみの木におしっこをしていると・・
ふぁ~と、雪が舞ったと思ったらその雪の中から
茶色と黒のサンタ衣装を着た悪い子のお仕置きを
する役割のサンタクロースが現れた!
(あっ!ママ・・)「ママじゃないでしょ!」
あなたはいったい何処でおしっこをしてるのぅ!
そのプレゼントを世界中に配り終わったらまっすぐ
お家に帰るのよ!あなたには飛びっ切り厳しいお尻
叩きが待ってますからね!そうね~そこのダンサー
のお鼻と同じくらい真っ赤なお尻になるまでね・・
<ここで彼は夢から醒めたのだった・・>
(あぁ~・・夢でよかったぁ、急にママが
現れてお家でお仕置きよ!って言われた時は・・
うん?わぁ~ん!本当にパジャマが濡れてるぅ
どうしよぉ~、昨日の夜何杯もオレンジジュース
やらココアやらを飲んだせいだ・・確か・・)
「たもつぅ・・そんなに飲むのは良いけど・・
また、お布団に地図を描いたら物差しだからね!」
(ふにぁ・・どうしよ・・どうしよ・・あっ!
そうだ・・あの手があったかぁ!!)
<たもつは濡れたパジャマを着たまんま慌てて
キッチンの冷蔵庫にいって昨日、飲み残しておいた
オレンジジュースのパックをベットに持ってきた>
『たもつ・・朝から何?バタバタしてるのぅ?』
マ・・ママ・・昨日・・変な夢見ちゃって・・
それで、すんごく喉が渇いて・・ごめんなさいママ
僕、お布団にオレンジジュースをこぼしちゃったぁ
あら、あら、しょうがない子ねぇ~?今すぐ
シーツとお布団カバーをお洗濯しないとね・・
ほらぁ、ベットから降りなさい・・って・・
そう、簡単にあなたの嘘にママが引っかかるとでも
思ってるのぅ!廊下も階段もあんたの足跡がべっとり
しかも・・おしっこののね!覚悟は良いわねぇ~?
ち・・違うんだよぅ・・ルドルフがおしっこって
言うから・・なんとなく僕もおしっこがしたくなって
それで・・えっと・・ママが急にサンタさんに・・
何を訳を判らない事言ってるのぅ!嘘をついた時の
お仕置きがどんなに厳しいか?もう忘れたのかしら?
今直ぐ、思い出させてあげますから、パジャマの
おズボンを脱いで、ママのお膝へいらっしぁいっ!
わぁ!やだよぅ!サンタママごめんなさ~いぃ!
もう、二度ともみの木におしっこ、かけないよ~ん
『なぁ~に?たもつぅ!クリスマスツリーに
おしっこをかけたりしたのぅ!悪い子ね!!
そういう、悪い子にはやっぱり物差しで
お尻叩きをするしかないわね?100回位ね!』
だからぁ・違うって言ってるのにぃ~!
『ほらぁ!早くお膝に乗りなさいっ!』
ぱぁん!「ひゃあぁ~!」ぴしゃん!
ぴしゃ!「嫌ぁああ・・!」ぱぁん!
ぴんぽぉ~ん・・「あら?誰かしら?」
たもつ!まだ、お仕置きが終わった訳では
ないんだからね!ママが戻るまで正座してなさいっ!
「おはようございます・・あの・・
なんだか、お二階が騒がしかった様ですけど
お邪魔だったかしらぁ・・・?」
『いえね。ちょうど今、今朝、粗相をした
たもつのお尻をお仕置きしていた所なんですよぅ
オネショ位だったら、ちょっとお尻をペチンって
するだけなんですけどね・・私に嘘までついて・』